Y >ではでは、ついに2000年春の「PhotoMarket」開催のお話になる訳ですね?
N >そうですね。開催日初日は、9時にアステールプラザに集合し、参加者の方々と準備を始めました。写真の搬入や会場内の移動パネルを移動させたり、スポットライトを取り付けたりという、いつもの写真展当日の作業と同じですね。しかし、ちょっとしたハプニングもありました。当日までに各大学の作品の配置場所を決めていたのですが、ある大学の作品数が予定より少なく、それが原因で、責任を感じてしまった部長さんがパニックを起こしてしまいました。しかし、作品数の多かった大学と場所を変わることで解決しましたが・・・。今ではいい思い出の一つです。当時は少し驚いてしまいましたが・・・(笑)
Y >とっても責任感の強い部長さんだったんですね!実際に写真展が始まってからはどうでしたか?
N >各大学の先輩や後輩、友達や家族、一般の方々など多くの方が「PhotoMarket」を見に来てくださいました。2日間合計で約200人の来場者数でした。とてもたくさんの方が見に来てくださり、嬉しかったです。
Y >作品の内容はどうでしたか?
N >個々の作品が個性的で、魅力あふれる作品が多かったです。カラー写真も白黒写真も、テーマやメッセージ性の強い作品がたくさんありました。特に印象に残っているのが、広島大学の方の作品で、テーマとシチュエーションが設定されており、それを演劇部の協力によって実現している作品でした。きっと演劇部のセットの中で撮影をしていたのでしょう。本当に素晴らしい作品でした。他にも、花や雪、空や建物、そして人物などを撮った様々な作品がありました。全体的に印象深く目立つ作品が多く、また、参加者の写真に対する想いが伝わってくる作品が多かったです。
Y >それだけ印象に残っている作品があったということは、自身のこだわりを持って、作品作りをされている方が多かったんですね!覚えている限りで結構ですが、どのようなこだわりを持った作品がありましたか?
N >作品枚数の規定がなかったので、複数作品を出展されている人もいたのですが、その人の場合、作品のテーマにこだわりを持っており、どの作品もひとつのテーマに沿って撮られている作品でした。また、現像へのこだわりを持っている人もいて、その人の場合は、作品内にチリやホコリ、傷ひとつないとてもきれいな作品でした。未だかつてその人以上に現像の上手い人には会ったことがないです。それくらいの現像に対するこだわりようでした。
Y >そんなにすごい人が参加していた写真展だったんですね!ぜひ初回「PhotoMarket」のみなさんの作品を見てみたかったです。
N >ぜひ見てほしかったのですが、どのような作品があったのかという資料が残っていないので、とても残念です・・・(涙)。
Y >白黒写真とカラー写真の比率はどのくらいでしたか?
N >白黒写真の方が多かったと思います。カラー写真もありましたが、ほとんどが白黒写真でした。ちなみに、私はカラー写真を出展しましたが・・・。
Y >白黒写真が多いと、迫力ある写真展だったと思います!その他には、何かありましたか?
N >そうですね。開催期間中に、来場者の方にアンケートの記入をお願いしていたのですが、初日を終えてみると、白紙のアンケート用紙が多かったのです。
Y >それはどうしてですか?
N >アンケートのとり方に問題がありました。それは、アンケートの項目に「ご自由にお書きください。」としか書かれていないものだったので、初めて写真展を見に来られた方は、何を書けばいいのか分からなかったのでしょう。
Y >それは、そうですね・・・。私もそのようなアンケートでは、何を書けばいいのか分からずに、白紙で置いて帰ってしまうかもしれません・・・。
N >私もそう思いました。ですから、初日の展示が終わった後、アンケート用紙を刷り直すことはできなかったので、アンケートの記入例のリストを作成し、来場者の方がどのようなことを書けばよいのかを分かりやすくしました。そして、二日目が始まる前に、アンケート記入場所に作成したリストを張った結果、二日目は、白紙のアンケート用紙を減らすことができました。
Y >一晩でのリスト作成は大変だったんじゃないですか?
N >はい。正直なところ、徹夜をしてしまい大変でした。その他にも、初日のアンケートで、「PhotoMarket」開催の”あいさつ文”がないという指摘を受け、それも作成していたので、徹夜での作業になってしまいました・・・(汗)。アンケートの記入例作成よりも、あいさつ文作成の方がたいへんでした。
Y >あいさつ文については、アンケートでどのような指摘を受けたんですか?
N >あいさつ文がないと、なぜ9校の大学が集まり、合同で写真展を開催しているのかがわからないというご指摘でした。確かに、あいさつ文などがなければ、どのような目的で9校もの大学が集まり、合同で写真展を開催しているのかは、来場者の方には伝わらないと思いました。そう思いませんか?
Y >はい。そうですね。あいさつ文は、実は重要な役割を担っていたんですね!
N >そうですね。恥ずかしながら、私も指摘されるまで気づきませんでした。
Y >アンケートで他には指摘された箇所はなかったんでしょうか?
N >他にもたくさんありました。作品が少し傾いていたり、高さが合っていなかったりという指摘がありました。このような、その場で直せるものはすべて、二日目が始まる前に直しておきました。
Y >初日のアンケートから、直せるものは全て直したということですね。とても迅速な対応ですね!!
N >そう言っていただけると嬉しいです。しかし、アンケートの目的は、悪いところや良いところを見つけるためのものですから、悪いところがあれば、すぐに直すのが当たり前だと思います。そうしなければ、来場者の方にも参加者の方にも満足していただける写真展になりませんから・・・。
Y >そうですね!!それから、二日目のアンケートの結果はどうでしたか?
N >展示方法などの指摘は少なかったです。そして、たくさんの方があいさつ文を読んでから、作品を見てくださいました。指摘された箇所を直すだけで、評価が変わるということを痛感しました。
Y >アンケートは写真の評価だけではなかったんですね。本当に勉強になります。
N >そうですね。今後は、アンケートでの指摘箇所を、気をつけて見てみてください。それが良い写真展の評価につながっていくと思います。
Y >はい!これからは、アンケートの内容に目を配りながら、頑張りたいと思います。写真展について、他には何かありませんか?
N >開催期間中の受付は、スーツ着用でした。一応、正式な写真展ですから、来場者が来られた際には、椅子から立ちあがり、挨拶をするというようにお願いをしていました。これも一種の社会勉強だと思って、参加者のみなさんに協力していただきました。
Y >なるほど!他には??
N >もうないかな??(笑) 最後の片付けは、とてもスムーズに終わりましたし、最後の責任者の挨拶の後に、広島工業大学の部長に一本締めをしてもらいましたし!
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